資産運用に失敗する人はこんな人。失敗から学ぶ投資成功への糸口

メディアで投資が取り上げられることが増えたことで投資がより身近になり、資産運用として取り組む人が増えました。しかし、正しい知識を身につけないまま投資に手を出して失敗し、“〇〇投資は儲からない”と喧伝される例が大変多くあります。今回は投資に失敗しないため、気を付けるべきところをご紹介したいと思います。

投資で損する人の共通点

損をする人の多くは、メディアで今がチャンスと紹介されていたから、銀行の営業マンに勧められたから、証券会社の営業マンに勧められたから…など他人の意見で始めたパターンが多いです。Webサイトやパンフレットには“〇〇さん(仮名)53歳。老後の資金としていた退職金、投資を始めてから倍増!年2回の海外旅行で悠々自適に生活を満喫…”などとありますが本当かどうかすら怪しい場合もあります。実在する人物だったとしてもそれはたまたま成功したたった一人かもしれません。

投資を始めるときには周りが見えなくなりがちです。最初は失敗するかも、と思っていても自信たっぷりに語る営業マンの成功談を聞いているうちに自分でも大丈夫だ!とだんだん自信がわいてくるものです。しかし、失敗した誰もが最初そんな気持ちで始めていることを考えましょう。

何故自分はこの投資を選ぶのか、この投資は自分に合っているのか、なぜ儲かるのか投資について深い理解をもっているか、そしてこの投資で損をするときはどんなときか?明確でない限り、たとえ最初得をしたとしてもそれは単に“運がよかっただけ”にすぎず、再現性が無いのでいつか必ず負ける日が来ます。そうしてまた“〇〇投資は儲からない”事例が増えていくのです。

資産運用で損をする人の共通点は、誰かに影響をされてなんとなく投資を始めているので投資に対する理解・知識が不足していることであるといえます。

成功したければとにかく勉強。ラッキーパンチは何度も当たらない

理解の不足したまま成功した場合、ある意味すぐに投資をやめるより不幸かもしれません。なぜなら、うまくいった理由を理解していないので調子に乗って追加の投資をした結果、最後は大損失をして撤退するケースが多いのです。株式投資やFXは社会情勢に大きく左右されるもので相場も大きく変動します。そしてこれらの投資は個人投資家の9割が損をしているといわれています。

なぜかというと利益をすぐに欲しがるあまり短期目線でしか見れずに損切を繰り返すため、損切をするたびに気持ちは落ち込み、投資は向いていない・・と感じる場合が多いようです。成功している投資家は常に勉強をしており自身の投資スタイルを持っています。その為長期的に見て勝てるルールをつくり、ルールに沿って運用してくことでたとえ損切をしたとしても長期的にみるとプラスになっているため長期にわたって生き残っているのです。

個人投資家が負けやすいのは、自分自身のルールを見つけられない初心者のうちに大きな損失を被っているからであり、“短期投資という難しい投資スタイルをあえて選んでしまっている”といえます。インターネット上で完結する投資の場合、手軽に始められる反面、誰にも聞けずに勝てる投資スタイルを身に着けられず、ずっと初心者のまま…やがてラッキーパンチが当たらなくなって、資金が尽きて退場していくケースが後を絶ちません。

投資成功への糸口とは?

まず自分にあった投資スタイルを見つけること。初心者の場合利益を追い求めるあまり短期投資に手を出しがちです。そのため、十分に勉強できないまま本番に臨み、損失を被るのです。投資初心者こそ低いリスクで着実に利益を積み上げられる投資方法をおすすめしたいところです。

不動産投資は現物資産であり、FXや株式投資のように一夜にして価値がなくなることはそうありません。もちろん天災などのリスクからは逃れられませんがこれは全ての投資に付きまとうリスクでしょう。

しかし、不動産投資の場合損害保険をかけることでこれもある程度カバーすることができます。流動性が低い代わりに資産価値が落ちにくく、入居者の家賃により初期費用を回収したら売却し、大きな利益を手に入れることができます。初期費用回収までに10年単位で時間がかかるとはいえ、FXや株式投資でそこまで長い期間勝ち続け、生き残れる投資家はなかなかいません。

また、何と言っても不動産投資が他の投資と異なる点として関わる人間が多いことがあります。初心者にとってはこれが一番安心なのではないでしょうか。物件選び、購入手続き、物件管理も一貫して同じ不動産会社に任せるケースが多く、何かあればすぐに相談ができるので一人ですべてをおこなう他の投資よりもずっと心強いかと思います。

イチから不動産投資を始める時、ほとんどの場合は不動産会社の仲介で物件を購入します。このとき良い物件を購入できるかどうかで投資成功の可否が決まります。買わせるだけ買わせて、ローン返済が家賃収入を上回り破綻するような物件を押し付ける悪質な業者もあります。不動産投資においては金額が大きいだけに悪質な業者につかまらないよう、特に十分注意が必要です。

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まとめ

  • 銀行の営業マンに勧められたから、証券会社の営業マンに勧められたから…など他人の意見で始めたパターン
  • 社会情勢に大きく左右される投資では個人投資家の9割が損をしているものもある
  • 個人投資家が負けやすいのは、“短期投資という難しい投資スタイルをあえて選んでしまっているから
  • 勝つためにはまず自分にあった投資スタイルを見つけること。初心者は益を追い求めるあまり短期投資に手を出しやすい
  • 不動産投資では最初の物件選びで全てが決まる。悪質な業者につかまらないよう注意!

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